「他人に迷惑をかけちゃいけない」
「一人で頑張らなきゃ」
「世間にどう思われるのか考えなさい」
日本でのこの道徳観は、極端に走り過ぎると時に私達を苦しめます。
1人で全部頑張る=孤独の道に進みます。
もちろん自立・自律は人間の基本姿勢です。
でもそれは、一人で生きろと言っているわけではなく、助ける側から助けられる側に成長しよう、という心の姿勢を表しているのだと思うのです。
所変わってインドの道徳観は、
「人は一人で生きられないのだから、手を貸しなさい。」
というもの。
そもそも人は繋がり合って生きるもの、という大前提があるので、コミュニケーションもどんどん取ります。
インド人によってはけっこう図々しいです。苦笑
日本とインド、どちらの道徳観も大切だけれど、どちらの道徳観も極端に偏ると苦しみの元になる。
特に日本人は、自分の思いを飲み込んで、我慢している人が本当に多い。
「私だってこんなに我慢しているのに、あの人は自分勝手なのが許せない」とか。
「私はみんなに迷惑掛けないようにしてるのに、平気で迷惑掛けてくるのが耐えられない」とか。
一番厄介なのは、自分を我慢し続けた人が、誰かにも我慢を強いる正義の押し付けが起きやすい。
自分は誰にも迷惑掛けていないと思い込んでいるだけで、
人はたくさんの周りのサポートがあってこそ生きていられる。
だから、自分も迷惑かけて当たり前だと思って、誰かの迷惑も受け止めて上げたら良いのではないかな?
迷惑かけっぱなしではなく、自分の迷惑もかけて、相手の迷惑も受け入れる。
そうやって心が他を受け入れる穏やかさを取り戻せばいいと、私は思います。
YOGAとは「つなぐ」という意味です。
スーパーマンのように一人でなんでもできる人を目指すより、
不完全でも良いから、助け合える人を目指すほうが、
「つながり」を生み出し、あたたかい関係性を築けると思います。
▼youtubeではもう少し分かりやすくお話しています!▼
kayo
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