私は旅が大好き。
20代の頃はほとんど中毒気味でした笑
お金を貯めて旅に出て、お金がなくなったら仕事を探して次の旅の準備をする。
何だかそんなことをずっと繰り返していたように思う。
▼これはバリに行った時。▼
▼これはアメリカに行った時。▼
▼もちろんインドも!▼
もちろん全てが思い出深い大切な旅だったけれど、
なぜ私はこんなにも『旅』にハマっていたのだろう。。。?
その当時は、旅に出ることで出会う風景や人、何もわからない地で自分の可能性を見出すことが面白かった。
『旅している自分』にうぬぼれていたのかな。
日本の文化や風習がとても息苦しくて、逃げ出したい気持ちもあった。
でも今思うと、その『旅』を通して、私はきっと『本当の自分』を探していたのだと思う。
何もわからない、誰も私のことを知らない場所に行って、肩書きも年齢も全て捨てて、もっと自分らしく過ごせるのでないか。
そんなことを心の奥で期待していたように思う。
感動する風景に合う。
支えてくれる人に出会う。
未知の体験をする。
でも、旅が終わればまた現実の私に戻らなければならない。
旅がいつしか『現実逃避』にすり替わっていたと思う。
完全に私は漂流していた。
私がyogaに出会ったのは、たしか25歳だったかな?あまり正確な記憶がないのだけれど。。。
幸い当時の東京に既にはたくさんのyogaクラスが存在し、なんとなく体の不調からyoagクラスを探し始めた。
でも、しっくり来るクラスになかなか出会うことができなかった。
諦めずに色々探し歩いて、やっとしっくりくるyogaスタジオに出会った。
諦めずに探したのは、なんとなくyogaが今の自分を救ってくれると直感的に感じていたからだと思う。
初めて納得のいくクラスに参加した時のことを、今でもよく覚えている。
呼吸もポーズも何もできなくて必死にクラスについていく、私にとっては難しいことばかりだったけれど、クラス最後のシャバーサナから目覚めた時、今までに味わったことのない充足感、安心感、静寂。。。
そして何よりも、肩書きも役割も一切ないまっさらな自分を強烈に感じた。
旅よりもっと『本当の自分』でいられた瞬間だったと思う。
そこから私のyogaが始まって、今に至るのだけれど、yogaは本当にたくさんのことを私に教えてくれた。
『本当の私』は、外側ではなく私の内側に存在していること。
わざわざ旅にでなくても、人生そのものが素晴らしい旅であり、この肉体、心、魂の中に、たくさんの出会いと発見があること。
体と呼吸に耳をすますこと。
『今ここ』のありのままの自分に出会うこと。
いつも揺れ動き漂流する思考や感情は、『本当の私』とは別の存在であること。
もちろんyogaに出会ってからも旅に出ることはあるけれど、以前の行き当たりばったりの漂流していたものとは違う、
しっかりと目的のある旅にクオリティが変わった。
どこにいても『ありのままの私』というどっしり安定した自分でいられる。
もう『自分探し』の旅は、終わった。
「人生という旅」は、いつでもどこにいても、全ての経験の中に発見と感動で満ちあふれている。
派手なことが起きなくても、目新しい場所でなくても、生きていること自体が本当に素晴らしい。
心からそう思えることに気付けたことは、私にとって大切な財産なのです。
kayo
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